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  • 執筆者の写真石塚

『イチオシ若手経営者と議論する、AI、物流、仕事、マンガの未来』

本日は事務局を担当している湯川塾51期。

テーマは『イチオシ若手経営者と議論する、AI、物流、仕事、マンガの未来』


ゲスト講師は株式会社wwwaapの中川元太社長。1987年生まれ。2016年にSNSで人気の漫画家のマネジメント事業を営む株式会社wwwaap(ワープ)を創業。現在は海外でのキャラクタービジネスやアート関連の事業も手がけている。


現在の漫画業界はまだまだ「紙の雑誌で連載し書籍を売ること」が第1に考えられている。広告や、グッズ制作などのビジネスは雑誌連載よりも優先度が低く考えられている。

さらに、漫画系のクリエイターは、営業やマーケティングが得意では無い人も多く、自身の市場価値を分析できていない人も多い。


中川さんには、前職で仲良かった漫画家がいた。才能があってつくる物語が面白く、SNSで数十万のフォロワーがいても、マネタイズに苦慮しているのをみていたという。


中川さんは前職の広告業界の知識、人脈などを活かして、漫画家さんたちの売り方を考えた。それがきっかけとなり、株式会社wwwaapが誕生した。


SNSでビジネスの機会が増えるのはいわゆる「インフルエンサー」になるのが一つ 方法だ。インスタグラマーはファッションやアートなどをコンテンツにフォロワーを増やし、広告結び付けている。その漫画家版を事業として展開していると、中川さんは語る。

漫画は、絵とテキストあると分かりやすく記憶が定着しやすい。キスシーン、宇宙人、爆発など誇張した表現が許される。好みに合うと作家のファンになりやすい。漫画は『理解難易度低い、表現自由度が高い、再現性が高い、認知性が高い』という4点が優れているようだ。


また中川さんは、SNSでバズる要素を『笑い、驚き、共感、感動、憧れ(胸キュン)、愛おしい(かわいい)、知識、時事問題(関心が高い)、貢献、自己表現(代弁、威を借りる)、インセンティブ』などと分析している。


これら、漫画の特徴と情報が拡散するインフルエンサーとしての機能として掛け合わせていくことでビジネスとしての価値が高まり、そこに作家のクリエイティビティをのっけていく。


中川さんは、ジョセフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』を例えに、ロミオとジュリエット、冬のソナタ、君の膵臓を食べたいなどは、恋愛のパターン構造があり、あとは世界の文化的な構造に併せて作品の設定を変えていくことでより通用するコンテンツ制作ができるとも語ってくれた。


漫画という媒体の可能性がインターネットによって広がっている事例に、塾参加者、ビジネスという観点で、表現者としての観点で、質問と議論が盛り上がりました。





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