Expression
Dec 9, 2016 ~
孤独と超越と表現
動き出す欲望と情動を観察する
このサイトは、外部環境から、情報空間からやってくる、まだ意味を与えていないものに対して、それを、どんな手段で、どのような物理現象として、どんな媒体に、どう出現させるのかを考え、表現力を獲得することを目的としたサイトです。
安心な空間に身体を置くと、祈りと処理が同時に作動します。時に場の力に心身をゆだねて、そういう場を日常に持ちながら、変化が速い時代に対して、自分の存在がもっと強いものにすることが必要だと思います。創造は安心や楽しさから発揮されます。遊戯の中の存在論。楽しさの後に、正しさがついてきて、それは倫理になります。ハッキリとしたフレームを掴むまえの、「こんな感じ」というクオリア(感覚質)。クオリアは空(くう)のような言語活動です。
フレームにはめる前のクオリアをたくさん持つことで、言語活動の幅が無限に広がります。南方熊楠のレンマも同じような思想だと思います。そういうものをどんどんインストールしていきたい。空の、レンマの言語を使って、より根源的なところに思考を飛ばせば、第三の案がでてきます。それは西洋では中世からアウフヘーベン、弁証法などとも呼ばれています。二項対立的、ロジックで考えていると発生する問題も、クオリアから、もっと奥の阿頼耶識から、無限の情報空間から、もともとの問題が無かったかのような新しいビジョンが湧いてきます。
哲学者ベルクソンが言った言葉に「エラン・ヴィタール élan vital (生命の飛躍)」というものがあります。ベルクソンは人に生きる意味を与えるために、あえて形而上学に挑んだ変人です。生命には過去を断絶して、新たに違った姿に飛び越える力があります。常住なる永遠不変のものはないが、関係性はあるのである。無と縁起。 カオスからの秩序。それは楽しい、創造活動です。
サイトを管理しているのは東京都神保町を活動に中心にしている編集者(石塚集)です。お気軽にメールください。