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  • 執筆者の写真石塚

「AI×データ時代における日本の再生と人材育成(安宅和人)」

更新日:2018年9月15日

安宅和人さんの経産省で講演をしたときのスライド「AI×データ時代における日本の再生と人材育成」。


安宅さんはビッグデータ時代の人材の問題点を下記のように指摘。


▼ミドル層・マネジメント層の課題は「ビジネス課題とサイエンス、エンジニアリングをつなぐアーキテクト的なヒトがいない」こと。


▼サイエンス層・専門家層の課題は「実社会での利用に関心のある人が少ない」こと。


▼新卒層の課題は「高等教育を受けているのにが基本的なサバイバルスキルがない」こと。


• 問題を定義できない

• 結論を出すことができない

• 指数と実数の使い分けができない

• 指数を指数で割ったりする

• 数字を並べることと分析の違いがわかっていない

• 軸を立てるということの意味がわかっていない

• 平均を鵜呑みにする

• サンプリング、統計的な有意性の概念の欠落


なんか、これは新卒だけでなく、色々とあてはまる気が…


そして、これからは自分とその周りの経験だけから学び、AIやデータの力を使わない人と、手に入る限りのあらゆるデータからコンピューティングパワーを利用して学び、その力を活用する人の差が圧倒的に開くと指摘。



そして、スライドを見た1週間後、ジャーナリスト湯川鶴章が主催するテクノロジー塾にて、ヤフーCSOの安宅さんの「シン・ニホン」という講演を聞く機会にめぐまれ、さらに興味を持ち、その後、安宅さんのブログを発見した。講演よりもブログの方が内省の部分が見えて、とっても興味深かった。



安宅さんは、ある媒体で掲載されているインタビューを公開していた。「AI時代の働き方どうなるのか」という質問に対して、下記のように回答していた。


仕事の選び方としては、みんな、生命の原点に戻ればいいと思います。危ないところから逃げて、自分らしく自分がユニークに生きていけるニッチ、生活空間、に行く、この繰り返し。失敗したら滅びる、それが生命の原点ですよね。経済原理ももとを辿れば、自然淘汰の世界です。人間は生命がかかれば頑張る生き物です。そういう風にできているのです。変化に臆するのではなく、生命の力を信じるのです。人間はいざという時にはできるのです。我々は生命ですから、大丈夫です。


なるほど。生命の力を信じているし、安宅さんが自分自身を信じていることも感じる回答だと思った。とても納得できるし、共感もした。


安宅さんのスライドには、シンゴジラのセリフを引用した箇所がある。


この国はスクラップ&ビルドでのし上がってきた。今度も立ち上がれる。 赤坂秀樹 内閣官房長官代理 (『シン・ゴジラ』より)


えっ? これは感情を盛り上げようとするフックか。。。安宅さん自身が日本再生を強く思ったからじゃなくて、まあこのくらいの感じでやっとくか感が強かった(笑)


そういえば、講演中に「現在のマーケットキャップのトップはアップル・グーグル、MSなどのICT企業。現在は妄想が富を生む時代です」と言っていたなあ。妄想と認めているのか。安宅さん自身がシンゴジラをどう見たのか聞きたくなった。あー聞いておけばよかった(笑


シンゴジラのこのセリフを覚えていて、さらにスライドのここで熱く盛り上がった人は、危機と成長というプラットフォームを得て、世界の変化を数値として顕在化してもらって、ゲームのルールと勝ち方を教えてもらって喜ぶ子供に似ている。


和魂漢才でいう漢才の部分だけで和魂がない。しかも、今の時代は漢才を使う経済ゲームで負けても死ぬことはない。リアリティの無い世界で戦っている。つまり妄想の仕方を教えてもらったのだ。


シンゴジラの中で、日本人は組織を回すというブリコラージュをやってのけたけれども、大前提を問うという作業をしない。中空構造そのものも描き出されている。


アメリカのマネジメント層や安宅さん自身は、日本人は和魂の部分、日本人にしかないオリジナリティできたらいいじゃーん。と思っているのではないだろうか。。。


内省するからこそ得られる自然的な内発性と、日本人のもつユニークさ。経済と合理化ももちろんやるけど、感性や悟性も磨こうって感じになればいいなあと思った。


まあ競争ってそういうものだけど。




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ポエム1

内に潜んでいた希望の能力が外に出てきたので、オレは変わる。 失望や絶望から逃げなくとも、それをキャッチした上で生きていける。 人が好きになる。 何かを始める時の、最初のポジショニングが、どこか分かった。 ただこれらは予感の世界なので、罰や倫理や死を身体で受け止めていく。 すごく簡単に言うと、オレは泣き止んだ。

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