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  • 執筆者の写真石塚

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」(能楽師 河村晴久さん)

更新日:2018年10月9日

秘密の「能を楽しむ会」。主催は尊敬する大先輩。場所は、清澄庭園の涼亭。


今回は、能楽師の河村晴久さんが、能の楽しみ方を丁寧に教えて下さいました。


物を持つ、物を操る、物を運ぶ、物を投げる。例えば台所で料理をする。机に向かって言葉を綴る。純粋無雑の心境で生活を、仕事をする。


生活が純化されると合理的美意識が発現する。


嬉しい、悲しい、痛い。尊い、美しい、勿体無い。生死が同じ空間に漂い、狂乱と静粛が入り乱れる。能は時代に起きる衝突が背景にあることが多い。戦争と生死が動きに含まれる。幽玄の世界は、勝敗の外に立ち、欲望を構造化して、意味を取り去る。


ゼロになる。また立ち上がる。この記述も意味を無くし、また意味を持つ。


幽玄とは、物事の趣きが奥深くはかりしれないこと。高尚で優美なこと。


「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」


その瞬間に認識が純化し、空を経て、無に向かう。

そこには時空を超えた存在があるかもしれぬ。 という魅力。


会の後、河村さんと食事をする機会に恵まれました。


「それぞれの人が、それぞれの人生の時期を生きている」


それぞれ人の世界が無限に広がるなかで、自分の信じる美を描き出す。

情報空間にあるビジョンを、すぐそこにあるものを掴んで、物理空間に描き出す。


それはすこし恥ずかしいことなのかもしれない。

けれども、それが美しくて、感動を呼ぶ。


外部と内部が結びつく瞬間には恥があるのかもしれない。


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