場所だけ決めて、中身を決めない。No issue No agendaなイベント。電通のプランナー小橋さんが発案して、汐留を中心にイベントは開催されていました。2018年8月に日本橋で行われた「場所が日本橋だけ決まっているイベント」に、神保町サロンの石塚が参加し、小橋さんと意気投合、ではでは神保町で開催しましょーということで、開催の運びとなりました。
ほとんどのイベントにはタイムテーブルがあって、どんな人に、どんなことを、どのように… と内容を事前に細かく決めて、主催者側が参加者の満足度を考えて設計されますが、「場所だけ決まっているイベント」は、あえて、目的を欠如させています。
ポツポツ、参加者が集まってくると、まず来た人同士で雑談、自己紹介が自然と始まりました。そこにあったのは、まず自分の話をしなきゃという行為の発動でした。何か話さないと始まらない。どうやって、いま対峙している人と楽しく過ごそうかと、頭を巡らせ、言葉を選ぶ時間が最初に訪れました。
この場には目的や評価を設定しているジャッジメント機能はありません。目的が無いので、否定のしようもありません。それぞれの参加者が、ただ、そこに共にいることに緊張も安心もしながら、自由に会話を楽しみ、ヒラメキが起こる予感を感じている。集まった目的が無いため、根本的なところの共通点を探す行為が自然と始まる。そんな空間でした。
そんな中、話題に上がったのは…
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